ぎもんうりば

疑問に思ったことを調べて報告する雑学エッセイブログです

「マットカラー」とかの「マット」ってどういう意味?

疑問

「マットブラック」とかの「マット」ってどういう意味なんだろう? 光沢のない落ち着いた色を表す言葉だと思うけど、元は何か深い意味とかあるのだろうか?

調査結果

マットは「つや消し」の意味。英語の意味もそのままで、「光沢のないさま」。特に深い意味はなかった。綴りは「matte」。呼び止めるつもりで「待って!」とローマ字で書いたら「お前はつやがない!」と英語圏の人は認識するのかもしれない。

「マットブラック」の塗装

は、塗装表面に細かい凹凸を作ることで光を拡散し、つやのない重たい感じを出す。したがって、表面はややざらざら。逆に、表面を磨いて、つるつる光沢を出した黒は「ピアノブラック」。

ヘアカラーにおけるマット

は、グリーンを入れることである。日本人の髪は黒だけど、脱色するとわかるように、本来的には赤や茶色系統の色なので、その色環の逆にあたる緑系を入れることで、いい具合にくすみを出す。

その他

スペルは「matte」だけでなく「mat」「matt」と表記してもいい。同じ発音である。英語もいい加減だなあ。まあ、「さいとう」も「斉藤」「斎藤」「齋藤」と表記が違うから、それと似たようなものか……。

ちなみに「mat」と表記すると、敷物のマットと同じ綴りになる。「matt」と表記すると、桑田真澄さんの息子で、タレント・モデルの「Matt」と同じ綴りになる。